1060製作記(232) 砂撒き管 – 2

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

思わぬ所で躓いたものだが、砂撒き管をどの様に取り付けるか・・・・。

色々と考えたのだが、妙案が浮かんで来ない。
一時は、砂撒き管を諦めようかとも考えた。しかし、車体の大きさに比して、大きめの動輪を持つこの形式1060では、砂撒き管が意外に目立つ存在なので、何とか出来ないか・・・・。

結局、砂撒き管ランボードの下で1mm程残して切断。そして、外径0.8mmm、内径0.5mmのパイプを介して、車体の組み立て後に、切残してランボードから顔を出している砂撒き管と繋ぐことにした。

但し、この方法は、走行中に抜け落ちる心配があるので、走行させる際には取り外しておき、ディスプレイする際に取り付けるしかない。

尚、車体の組み立ての際、動輪を後方から滑らせる様にして嵌め込むので、動輪の前部に回り込んでいる砂撒き管は、組み立ての邪魔にはならないため、この加工はせずに済ませた。

1060製作記(231) 砂撒き管 – 1

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

ようやく、形式1060の製作も終わりに近付いて来て、工作が残っている点は、
1)キャブ出入り口の手摺り
2)チリコシ
3)ブレース
4)ボイラー上の手摺り
などの固定位だろうと安心してしまったのだが、問題が・・・。

一つ目は、モーターをどの様にしてボイラー内に収めるかで、この問題は、かなり以前に気が付いており、経の細いモーターを何とか探し出すか、あるいは、火室の切込みを広げるしか解決策を思い付かず、取り敢えず、問題解決を先送りにして来た経緯がある。

そして、二つ目の問題点は、今回、ほぼ終りが見えた段階で、組み立てに入った所で発覚したもの。
つまり、この形式1060砂撒き管は、第一動輪の前後を固める様に配置されているのだが、小生の作品でも、実機と同じ様にボイラーの側面からランボードを貫通して、第一動輪の前後に配管する様にしている。
この様な構造にすると、分解組み立ての際に邪魔になって、動輪を入れ難くなることは充分自覚していたが、砂撒き管を表現している燐青銅線の弾力で何とかなるだろうと、高を括っていた。
所が、実際に組み立てをしてみると、かなり難儀することが判った。
しかも、一つ目の問題もあって第二動輪にはモーターギヤボックを取り付けていない状態でこの様子では、モーターギヤボックスが取り付けられていると、とても組み立てられそうにもない。

と云う訳で、砂撒き管の取り付け方法を改めて考えなければならなくなってしまった。

1060製作記(230) 後部解放テコ

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

後部の解放テコの工作を終えた。

後部についても解放テコ受けエコー・モデルのロスト・ワックス製のパーツ(1791及び1792)を使う積りで工作を進めていた。
所が、資料の写真をよく見ると、カプラー側のテコ受けの形状がパーツ(1792)とは違っていることが分かった。

仕方がないので、0.3mm厚の洋白板をフライス盤で切り抜き、外形を整えた後にバイスに咥えて90°曲げて、自作した。

1060製作記(229) 前部解放テコ

フル・スクラッチ 形式1060

前部の解放テコの工作を終えた。
小生の形式1060は、フロント・デッキ部分をアッセンブリーとしているので、これでフロント・デッキ部分の工作は、全て完了した筈。

テコそのものは、燐青銅線を使いたかったのだが、生憎、径0.4mmのものを持ち合わせていなかったので、已むを得ず洋白線を使用した。

尚、解放テコ受けについては、当初は自作する積もりでいたのだが、自信がなかったので、今回も、又、エコー・モデルのロスト・ワックス製のパーツ(1791及び1792)を使用した。

1060製作記(228) 後部エア・ホース

フル・スクラッチ 上回り 形式1060

後部のエア・ホースの取り付け工作を終えた。

エア・ホースは前部と同じエコーモデルのロストワックスのパーツ(3603)を使用した。
この形式1060の後部のブレーキ配管ビームの外側を通っているので、固定方法は前部と同じ方法によった。

これで、イヨイヨ解放テコ関連の工作に入ることになるが、テコ受けをどうするか?
フル・スクラッチと称するからには、自作すべきだろうが・・・・。

尚、エア・ホースそのものは、解放テコ関係の工作に入ることを考えて、現在は仮に固定している状態。

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